＊ 2012/05/13 (Sun)

センダックの絵本論

モーリスセンダック

岩波書店

発売日：1990-05-25

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モーリス・センダックさんが、5月8日に亡くなったことを、この間知りました。
ちょうど、その前の週末に、ずらりと並ぶ絵本の中からぱらぱらと何冊か手に取った中に、センダックの「つぐみひげの王さま」が入ってて、つぐみひげ好きーの私は、「へぇ、センダックもかいてたのか！」と、ぱらりぱらりとめくったのですけれど。
なんとなく、あの時きちんと読んでおけばよかったなぁと思いました。
読んだからって何が変わるわけでもないのですが。

『かいじゅうたちのいるところ』のパネルが、住んでた町の図書館の階段に連なっておりました。
私がこの話に「絵本」という形で出会ったのは、随分と後だったけれど、姿かたちだけは読む前から知っていて、身近だったかいじゅうたち。
かいじゅうたちと一緒に、図書館への階段をあがったのだ。
それから、私が受けた某私大の受験時、英語の試験で出てきてくれたのも、やっぱりかいじゅうたちでした（笑）
おかげで、英語読まなくても内容分かっちゃうよ状態。
それから、ここ数年。絵本というものに関わる中で、なんだか大変お世話になりました。
絵本とはなんなのか。絵本の絵は、ことばは、なんなのか。
どこにいっても出てくるセンダック。どの本読んでも出てくるセンダック。
そして、センダックの名前や記事に当たるたび、勝手に抱いていた親近感。

ありがとうございました。
ぜったいこれからも、あなたの絵本はあいされていく。