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だららんのそのそのほほん日記
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なんだか異常に眠いのです。ねっむい。

人魚姫は意外と可愛い話だったのですね。
もっと悲劇!な感じかと思っておりましたよ、私。
最後の場面、空気の娘になった時、人魚姫が王子の花嫁の額にそっとキスをして、王子に微笑みかけて行った、というのが何とも優しい感じで。ほわわーんとなりました。
空気の娘の善行と、消えない魂のくだりは前から知っていたのですがー。

人魚姫よりも、同じ本の中に入ってた『すずの兵隊』の終わり方がショックでした。
そんなっ!おいおいー。
落ちたり、流されたり、食べられたり、戻ってきたりという大まかな流れは覚えていたのですが、終わり方を完全に忘れていたので。微妙に恐さを感じました。

さてさて、追記は多分去年の秋?に、祖母の家に向かう電車の中で書いてた4o'clockの童話パロディの書きかけです。うん、完全に放置してました。そして、今日発見されました。
止まってしまった理由もよく見えます。
ものすっごい中途半端に終わっているのですが・・・・・!しかも、まだ序盤も序盤です。
恐らく続きは書かないだろうなので・・・・・のせてみます。

なんちゃってツグミ髭の王様 in four o'clock(書きかけて終わり)

むかーし、むかし。とある国のとあるお城にそれはそれは美しいお姫様がおりました。けれども、彼女は高慢ちき。言い寄る殿方皆に何かしらのけちをつけては笑うのです。
 
お隣の国の王様も彼女にけちをつけられた一人でした。
賢く黒い頭脳を巧みに使って内政を思うがままに操る心優しい(?)王様。彼の顎はちっともしゃくれてはいないのに、何故か「まるでツグミの嘴のようですね」とお姫様から言われ、国民から『ツグミ髭の王様』という何とも不名誉なあだ名で呼ばれるようになってしまいました。
 
これは、そこから始まってしまったツグミ髭の王様による復讐劇。
 
 
*****
 
 
「王様!! リシェルを乞食の男にやったっていうのはホントなの!?」
お姫様の母(役)であるアイカはお姫様の父(役)であるアトラウスに掴みかからん勢いで、詰め寄りました。今にも首もとを締めて揺さぶろうとするアイカを留めつつアトラウス王は答えます。
「そうは言ってもアイカ。今度城にやってきて歌を歌った物乞いに娘(役)のリシェルを渡すと神に誓ってしまったんだから仕方がないだろう」
「仕方がないって王様! どうしてそんなわけ分かんない誓いをたてちゃったの? リシェルに何かあったらどうするのよ? 王様は自分の娘(役)が可愛くないの!?」
「可愛くないというか、そういう訳じゃなく始めから気付いたらそういうことになってたぞ? 大体アイカの世界の御伽話なんだろう? 最後には何とかなるんじゃないのか?」
アトラウス王の言葉にアイカ妃は「うっ」と呻き声を立てて、床へとへたれ込みかけました。へたれ込みかけたというのはアイカが崩れ落ちる直前でアトラウスが辛うじて止めたからです。
「どうした?」
アトラウスはアイカの体を支えながら心配そうに彼女を覗き込みます。
「―――知らない……」
アイカ妃は彼女の夫(役)へとさめざめと言い募ります。
「知らないのー……。ツグミ髭の王様の話なんて聞いたことない……。だから、リシェルがこの後無事かどうかなんて分からない……」
うっうっと少し涙目になっているアイカの背中をアトラウスはぽんぽんと叩いて慰めます。かなり役得なこの状況。けれど、根が誠実なアトラウス王はそんなことに気付きもせず、なんとかアイカの不安を拭い去ってやろうと穏やかな声音で彼女を諭しました。
「大丈夫だ。アイカ。リシェルを連れて行った乞食役はラスリーに似てた」
「それのどこが大丈夫なの! 大体ツグミ髭の王様と全然関係なさそうじゃない!」
 おいおいとなきじゃくるアイカの頭を撫でつつ、アトラウスは一人想いを馳せます。もしも、乞食(役)がラスリーであったのなら、リシェルはほぼ確実に安全で、心配はないだろうと。ラスリーことランスリーフェンとは長い付き合い。アトラウスはあることを知っている為に確信があったのです。
 
 
*****
 
 
さてさて、所変わってここはうららかな午後の日が辺りを照らす空の下。道を行くのは女と男。女は灰の外套を纏っていても、隠しきれぬほどの美しい容貌を持ち、輝かんばかりの金の髪は春の陽光を、若草色の瞳は芽吹いたばかりの新緑を思わせます。
一方、男はみすぼらしいぼろ服を纏い、伸びた白い髭は口元を覆い隠すほど。無造作に肩まで伸びた赤い髪を持つこの男は橙の双眸をきらりと光らせました。
「……私の名前はラースと言います、エリィシエル姫」
男の自己紹介に、けれど、エリィシエル姫はきょとんとして首を傾げました。
「何を言っているのです。貴方はランスリーフェン。ラスリーでしょう?」
「気付いていたのですか?」
「気付かない方がおかしいと思うのですが。声も橙の瞳も赤毛の髪もラスリーを示しているではありませんか。けれどその髭はあまり似合ってはいませんよ」
アトラウスの予想通り乞食(役)であったランスリーフェンは、エリィシエルに指摘され、きまりが悪そうに白い付け髭を外しました。
「ラスリー?」
「はい?」
「髪、邪魔ではありませんか?」
「え、あ、ああ……」




***

おい、こっからどうするんだよ、お前、状態です。ごめんなさい。
このあと、ラスリーが不憫な目にあっていくというお話でした。
パロディでも報われません。
いつか完成する日はくるのだろうか? いや、こない。(反語)
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