ラピスラズリのかけら ５－７ 2008/12/26 (Fri)

やっとこさ蜜月の破片が終わりました。
同時に皇都一日目がやっとおわったーーー！　思ってたより長くなりすぎた！

あと叫んでおきたいことは、

だいじょうぶ！　方向性は間違ってないんですよー！
ただ、あの二人がちょっとおかしいだけですよー！

くらいです。

クリスマス。終わってしまいましたね。終わるとなんだか、哀しい。

拍手ありがとうございました！
明日から、って、もう今日か！　今日からまた寒くなるようですので、風邪にはお気をつけて！

ちっちゃな言葉は零れ。

イオルねえさんは、フィシュアと遊ぶ気まんまんでした。

＊

「ああ、ちょっと待ってロシュ。夕食とった後、部屋に来るようにって、フィシュアに言っといて。せっかくだから今のうちに遊んどかないと」

「せっかくですがお断りします。イオル様は良くても、フィシュア様はお疲れでしょうから」

「けど、あのこのことだから、どうせ下に降りちゃうでしょう？　ならいいじゃない」

「無理ですね。お受けできません」

「私は皇太子妃よ。その命に逆らうことなんてできないと思うんだけど。どうかしら、ロシュ？」

「それでも、私の主はフィシュア様ですからね。フィシュア様の命にしか従う必要はないのですよ」

（にっこり）

＊

というわけで、ロシュが勝ちました！　が、彼はフィシュアに負けました。

＊

「ジン（魔人）が三人っておかしくないか。やっぱ、三ジン（魔人）かな」

「どっちでもいいでしょう。なに、そんな唐突に」

「まあ、ふと思っただけなんだけどな」

「なら、早く寝ようよ」

「勝手に寝とけ。俺はただちょっと仮眠しに来ただけだ。おかげでできやしなかったけどな」

「戻るの！？」

「ご名答」

＊＊＊＊

蛇足：南の国の魔女

「ごめんください、南の魔女は……、もしや、君ですか？」

「いやいや、僕、一応男ですから、魔女にはなれませんよ。魔女はあっち」

「はて？」

「下よ、下！　偉大なる南の魔女はこの私！！」

「え、まさか、これ！？」

「これとは何だ！　これとは！」

「はいこれです。すみません、こんなので」

「こんなのとか言うな！　このバカ猫！」

「何言ってるんですか。今、黒猫になってしまってるのは柚子璃葉の方でしょう？」

「うっさい、夜！　元に戻ったら覚えてろよ。首根っこ掴んで、障子窓からひょいって投げてやるから」

「運動音痴な柚子璃葉とは違って、華麗に着地を決めてみせますけどね」