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だららんのそのそのほほん日記
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どうでもいいことを書きすぎたせいで、どうでもよくないことをかき忘れてました。
ラピスデザイン混在してます。
気になる方にはすみません。今のところあれ一つではありますが。
その他は特に問題ないかと。

あっと。どうでもいい話を続けると。
あれ、はっちゃけたホーリラかいてなかったけー?と思ってたのですヨ。
そういえば、拍手お礼で出そうと思って、途中までかいてたのがあったので、下に畳んでみたりします。
前触れなく、ぶちっと切れてても平気って方は、どぞー。
はじめが完全にメモっぽいのは気のせいでも何でもない。
時系的には、紡ぎの言葉過ぎた後の日。水音陶花の直前・朝。


 白みゆく空は朝の訪れを知らせた。その瞬間、ジン(魔人)の命通りに、彼女は深い眠りの底からゆっくりとゆっくりと浮上していった。
 
 フィシュアは、目を開ける。
 時はすでに、朝というには少しばかり遅い時間であった。ほどけゆく魔の速度は本当にゆったりと穏やかなものだったのだ。
太陽はもう空高い。しかし、それ以外は、昨日と何の変化もない体に、部屋。だから、彼女は何にも気付かず、いつもと同じように覚醒した。
 ただ一気によみがえった昨夜の記憶に、フィシュアは掛布を跳ねのけた。寝台から飛び降りて、勢いよく扉を開く。
「――ロシュ!」
「フィシュア様ぁっ!」
「うわっ、えっ!? ちょっと、ぎゃーーー!」
 寝室から出た途端、がばりと抱きつかれ、道を阻まれたフィシュアは悲鳴を上げた。隣室で待機していたらしい侍女たちが、主の無事な姿を目にし、「わーんわーん」と泣き叫びながら、ぎゅうぎゅうと抱き締めてきたのだ。にもかかわらず、フィシュアが彼女たちの重みを受けても倒れなかったのは、三方からがっちりと囲み固められていたからである。
「よくぞご無事でー! 起きてこなかったからどうしようかと思いました!」
「もう! 心臓が止まるかと思ったんですよ!」
「だから、今夜くらい行くのはやめて下さいって、昨日あれほど申し上げたのに!」
 恨み事と共に、三人からキッと睨まれ、フィシュアは困惑した。「ごめんごめん」と謝りつつ、ここから逃れるため、彼女たちをあしらおうと試みる。が、自分に抱きついている侍女の中に、護衛官の妻を見い出して、フィシュアは目を見開いた。
「――ホーリラ!?」
「はい?」
「どうしてここに戻って来てるのよ! ロシュは!?」
「寝かされています」
 ホーリラはにっこりと微笑む。
「じゃなくて、何で付き添ってないの!」
「何を仰っているのですか、フィシュア様。フィシュア様とロシュの比重なら、当然の如くフィシュア様に傾くに決まっているじゃないですか。あれはどうでもいいのです! 私の一番はいつでもフィシュア様ですから!」
 ホーリラは力強く宣言した。
フィシュアは「どうしてあなた達はいつもそうなの!」と叫びたい気持ちを飲み下した。代わりに痛み出しそうなこめかみに手をやるに留めたのだ。


***

フィシュアに追い出されてたくらいです。常に、こんな感じで元気っ子三人組です<侍女ーズ。
あと、寝かされてた、ロシュは、シェラートに無理矢理寝かされてました。
身動きとれないですよ、状態で。
簡単にいえば、金縛り的な。
でもその前に、ホーリラが上にのって、医者と一緒に踏みつぶしてたんですけどね。
とか言い始めたら、カオスが漂ってきた気がするので、もう黙っときます。
 
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