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だららんのそのそのほほん日記
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下記事の報告。
無駄に長いので、たたみます。

とりあえず、本当にありがとうございました!

 自慢じゃないが、私は、包丁で指を切ったことがない。
 というのは、何も私が、包丁さばきが神業的に優れているというわけではなく、ご察しの通り、包丁を握る機会そのものが少ないのだ。
 稀に出くわす、機会と言えば、リンゴの皮をむくくらい。おかげで、冷凍パイ生地さえ買ってくれば、アップルパイはつくれるようにはなったが、今でも苦手であることに変わりはない。
 どちらかといえば、梨の方がむきやすい。梨がいいのに、と駄々をこねれば、リンゴくらいもっとすらすらむけ! と逆に妹から怒られる始末。長女といえど、威厳も何もないのは今に始まったことじゃないのである。
 しかし、包丁を触る機会がないということは、すなわち、包丁の使い方が上達するはずもないということ。リンゴの皮をむく時には、もちろん、がっつり、ばっちりと、包丁の刃が、すごい勢いで指に当たるのは珍しいことではない。
 が、我が家の野菜用包丁は、恐ろしく切れ味が悪く。当たった程度じゃ、そうそう血などでないのだ。
 包丁で指を切ったことがないのは、なんとも、私のためにあるような包丁のおかげなのである。もしも、よく研がれた包丁であったのならば、すっぱりきっぱり指など切れていたであろう。
 包丁のことは、さておき。
 私は、今日母から、一つの課題を下された。それが、夕飯の一品となる、味噌汁、それであり、この徒然文の本題である。
「味噌汁ね、わかった、わかった」と安請け合いしたまではよかった。
 はっと、我に返ったのは、母が仕事に出かけて四時間とちょうど三十分後。
 その時になって、やっと気付いたのだ。
 私は、味噌汁がつくれない、と。
 味噌汁がなんであるかは当然ながら知っている。入れる具材も、母が言っていたので、勿論分かった。
 しかし、つくりかたの手順がまったくもってわからないではないか!
 それもそのはず、私は、生まれてこのかた二十うん年、一度も味噌汁を作ったことがなかった。料理ができる妹が、つくっているのはよく見かける。だが、「あー、えらいねー。がんばれー」と言って、その場を通り過ぎていた結果、味噌汁ができるまでを通して見た事すら一度もないという事実に気がついた。どうこからどう見ても駄目姉の具現化でしかない過去の自分を叱咤したい。
 一応弁明をしておくと、長女である私は、基本的に片づけ担当、次女が料理担当、三女は受験生なのでしなくて良し、という私が勝手に決めた不文律が、我が姉妹の中には横たわっているのである。
 だが、今日は、すでに夏休みが明け、一足先に勉学に励んでいる次女の帰りは遅い。
 つまり、私がつくらないことには、夕飯がない。
 ああ、やばいやばい、帰ってきた時に味噌汁ができてなかったら、きっと妹に怒られる。ついでに、報告がいくであろう母にも怒られる。にもかかわらず、味噌汁のつくりかたが、ほぼ全て分からないときた。
 今度、失敗すると後がない。というのも、私は、一度、同様に夕飯を作らざるを得なかった際、大根の煮つけに失敗したせいか、今日までさんざん小言を言われ続けているのである。いや、しかし、あれは、まずかった。まずいなんてものじゃない、醤油がからすぎて、とても食べれたもんじゃなかった。
 煮つけの際は、醤油をはじめにいれちゃあ、いけない。後世まで語り継いでも悪くはないんじゃないかと思っている、今後の教訓である。
 そういうわけで、私の料理に関する評価は既に最低レベルであり、今日を逃せば、もう信用問題にかかわるところまできてしまっていたのだ。
 とりあえず落ち着けー、と自分に言い聞かせ、実際に落ち着くために、自身のブログにお味噌汁がつくれません事情を書きこんだ。ここは、いわゆる叫び場。心に溜めこんでいるものをいっさいがっさい吐き出して、心の平穏を保つために、存在する、そういう場所なのである。
 なんとか、ちょっと落ち着いた気がした、私は、とりあえずサラダ作りに向かった。決して味噌汁作りからの逃避ではない。サラダをつくるのも母から下された大切な任務である。レタスを切っていたのに、なんだか、もしかしたらこれキャベツなんじゃないか疑惑にとらわれたなど、そんなことがあろうはずもない。
 もっさりとしたレタスの上に、ザクザク切った水菜を乗せた私は、一息つくべく、緑茶をを作ることにした。
 とにかく、味噌汁を作りだす為には、気持ちを落ち着かせること、これが一番大事だと感じていたのだ。
 お茶を飲みつつ、二階に上がる。そうして、部屋で所在なくくつろいでいると、ベッドにほうり投げておいた携帯が、チカリと光ったのが目に入った。
 どうやら、メールを受信していたようだ。
 確認してみると、忍者さんからの、ブログに書きこみあったよ報告。
 あらま、またエロリ系サイトさんからの書き込みかしら、とパソコンを立ち上げ、コメントを拝見。
「神がいたあああああ!」
 コメントを読んだ瞬間、そう思ってしまったのは無理もないことであろう。
 なんと、そこには、味噌汁の作り方が書いてあるではないか!
 ああもう、エロリ系とか思ってすみませんと土下座したい。具材の入れ方から、味噌の入れ方まで、懇切丁寧に書いてある。
 味噌汁を沸騰させたら、味噌の風味が落ちるなど、当然知識の片隅にもなかった私は、目が点となった。なるほど、普段からよく味噌汁を温める際に、「沸騰させるな」と妹に口うるさく言われていたのはこういうわけだったのか、とようやく合点がいった。
 よかった、これで、たすかったと、携帯を持って、台所がある階下にいそいそと降りる。
 鍋を取り出し、どのくらい注いだらよいのか分からぬ水を適当に注ぎ、火をつける。やはり、粉末いりこ出汁に関しても、どの程度入れるのが適度なのかが、分からないので、大雑把に入れてみた。とりあえず、入れておけば何とかなるだろう。いりこ出汁を入れたことに意味があるのだから。
「さーて、次々」と、冷蔵庫に入っているわかめをとりだした。
 お味噌汁の作り方の手順がわかってしまった私に怖いものなどない。
 携帯で開いた自身のブログサイトを必死に見ながら、味噌汁を作る人間など、私くらいの者だろうと考えると、おのずと笑いもこみあげてくる。
 袋詰めされているわかめを袋から取り出す、取り出す、取りだ……切れ目がねええええ!
 なんと。わかめがこんなに長いものだったとは知らなかった! これではまるで山ちゃんうどんの麺のようではないか。ちなみに山ちゃんうどんの麺は私の中ではびっくりするほど長いものとして認識されている。
 それに、くさっ……! これは、磯の香りをいうよりは、日光に温められ放置された潮だまりの香りに近いのではないか。
 しかたがないので、料理用ハサミで、ちょん切る。
 む、これじゃ少なすぎるだろうか。
 もうちょっとわかめを引っ張り出し、再び、料理用ハサミでちょん切る。
 水で洗って、よく絞れば、なんとなく成功した気分になるというものだ。
 そうしている内に、鍋は煮立ってきた。
 よーし、わかめを投入だ! と、うきうきと思い至ったところで、そういえば、サツマイモを切り損ねていることに気がついた。
 危ない危ない。ここで、サツマイモを入れなければ、めんどくさいからサボったのだと思われてしまう。
 しかたがないので、せっかく煮立った鍋の火を消し、サツマイモの準備に取り掛かることにした。
 手順を考えてないとは、まさにこういうことであろう。
 サツマイモはとくに問題なく、ざくざく切った。もちろん、適当すぎることには変わりはないのだが。ちなみに、ちゃんと水で洗って、皮は剥いた。そのくらいの常識は、いくら料理下手といえ、持っているので、安心してほしい。
 再び、鍋に火をかけ、わかめを程よい長さに切る。やっぱり、さっき投入しなくてよかったと心底思った。
 切り終わったわかめを、とりあえずまな板に放置し、鍋にサツマイモをぼちゃぼちゃと入れる。水は撥ねたが、そんなもの想定のうちであったので、よしとする。というより、いつもそうなるので、慣れている。
 次は、干しシイタケだ! と、干しシイタケを一掴み、二掴み。シイタケは大の好物である。せっかくだからいっぱい入れてやろうと、思い立ち、入れたら、どうやら入れすぎたようだ。
 どう考えてみても、出汁が茶色い。茶色すぎる。しかし、ここはあえてスルー。味噌を入れればさほど問題はなく見えるに違いない。
 ふーと、息をついて、一人頷き、わかめを投入……したところで、またもや入れすぎていることに気付いた。
 切ったわかめの三分の二しかいれていないにも関わらず、鍋の中がわかめのせいで黒々としている。むしろわかめしか見えない。
 絶句。
 しかたがないので、歌うことにした。
 自分をごまかすことは、いつだって大切である。
 現実逃避。これ、我の得意技なり。
 サツマイモが煮えるまでよくよく待つ。
 大雑把な料理を男の料理とよく世間一般では言うようだが、これをそう呼んだら、世の一般男性に叱り飛ばされそうな状態になっていることは、あえて見ないふりをするに限る。
 はぁ、でも、Jack様からのご教授がなかったら、確実にこのたぎっている状態で、味噌を入れてしまっただろう、と突如現れた神のごとき存在に感謝しつつ、鍋の蓋に取ったイモに箸を突き刺した。
 うん、通る。多分出来た。
 火を弱火にして、沸騰が収まるのを待った後、味噌を求め、再度冷蔵庫に向かい、パックから味噌を取り出した。一体なんという器具なのかは分からないが、あの網じょうのお玉のようなちがうようなものの中に味噌を落とし込み、箸を使ってぐるぐるとかき混ぜる。
「おお、お味噌汁っぽい!」
 ああ、でも少し薄いような気がすると、味は確かめず、湯の中を行きわたる味噌の色で判断。もう少し加えることにした。ここで、失敗してしまったら元も子もないのである。
 いつも通りの、色となったことに安心し、椀を食器棚から一つ取る。
 ほくほくとお玉を取り、椀に味噌汁を注いだ。
 硬直。
 ……わかめが巨大化している。
 まさか、わかめがさらに増殖することになるとはおもいもよらんなだ。
 私、あまり、わかめは好きではないのだけれど。
 だが、もうしかたがない。今さらどうにもできないことは明白だ。巨大なわかめをむしゃむしゃと食べた。
 味噌汁の味は、おかげさまで、とてもおいしいものができた、と今のところ自分では思っているのだが、はたして、母や妹からどういった反応が返るかはびくびくものである。
 とにかく、できた。余は満足じゃ。
 自己満足と、戦いの記念に、写メをとることにした。
 あまりにもわかめとシイタケ地獄と、化してサツマイモの片りんも見えないので、ちょっとわかめを脇によけて、激写する。
 それが、表のツナビの写真である。なぜ味噌汁? と疑問に思ったみな皆様もこれで納得されたことであろう。
 こうして、わたしと味噌汁の格闘劇は幕を下ろした。


 余談として、先日新調したばかりの炊飯器で飯を炊こうとしたら、内側の蓋の取り付け方がいまいち分からず奮闘してしまったことは、ここだけの秘密である。
 ついさっき帰ってきたばかりの妹には、味噌汁ではなく、コロッケサンドを食べてしまったことについて怒られた。だって、今朝食べてなかったから、サンドの方も食べていいのかと思ったのだ。(妹のバイト先はパン屋。あまると大量に持ち帰ってくる)
 これから、味噌汁のことも怒られるかもしれないと思うと怖い。

 疲れた。


*****

 Jack様、本当にありがとうございました。
 これに、付き合ってくださった方は、お疲れさまでした~。
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